Information 2021.1  




1月21日情報
以下は 日本友和会 理事長の水戸 潔さんのメールです。
日本友和会会員の木村宥子さん作成の添付のポスターもご活用ください。
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皆様

ご存知のように、 1月22日に核兵器禁止条約が発効します。
いよいよ「核兵器を持つことも使うことも国際的には許されません」という正式な国際条約が発効するのです。
広島・長崎に原爆が落とされて75年。友和会も核兵器廃絶の運動に加わってきましたが、残念ながら我が国は唯一の戦争被爆国でありながら、この条約に署名批准しておりません。
ICANや国際友和会はこの日に鐘や鈴や楽器を鳴らし、何もなければ鍋の底をたたいて喜びを分かち合おうと呼びかけています。
時差があるので、正式な発行時間は、1/22(金)、日本時間午後2時となりますが、あまりこだわらず、正午で良いと思います。日本友和会もこの呼びかけに呼応して、条約の発効を祝いつつ、政府への加盟を呼びかけます。
どうか、皆さんも参加し、また周りの人や団体に呼び掛けて下さい。
日本友和会は、カトリック教会にはこの日長崎、広島をはじめとする教会の鐘を鳴らしてください、日本山妙法寺の方には
仏教界の寺院の鐘楼の鐘を鳴らして祝意と呼びかけの意思を表してくださいと伝えました。
当日、賛同と意志表示を皆さんの周りにも、お願い致します。

2021 1.15
理事長
水戸 潔
Kiyoshi.mito@nifty.com <mailto:Kiyoshi.mito@nifty.com>



1月21日情報
お知らせいたします。
21日のZOOM配信のお知らせもあります。
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市民団体のみなさんへ
安保法制違憲訴訟の会からのお知らせが二つあります。

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★女の会
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女の会は忌避申立てをしました。
1月22日に予定されていました東京地裁での口頭弁論は行われません。

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★「私たちは戦争を許さない」市民集会ZOOM配信
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2021年1月21日 18:30配信開始
下記のリンクをクリックしてウェビナーに参加してください。
※予約不要 ※無料 ※先着500名
https://zoom.us/j/95074390490

なお、集会の内容は後日小冊子を発行する予定です。別途ご案内します。

〇プログラム
主催者挨拶 寺井 一弘(安保法制違憲訴訟全国ネットワーク代表)
基調講演 又坂 常人(信州大学名誉教授) 「安保法制違憲訴訟の歴史的意義」
特別報告 伊 藤 真(安保法制違憲訴訟の会・東京 共同代表) 「違憲訴訟の現状と課題」
リレートーク 宮礼壹元内閣法制局長官、半田滋防衛ジャーナリスト、小西洋之参議院議員、全国弁護団からの報告(群馬、釧路、山口)
メッセージ 山田洋次映画監督、志田陽子教授,飯島滋明教授
主   催 安保法制違憲訴訟全国ネットワーク
協   賛 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会




1月21日情報
団体賛同とご協力のお願いです。
---------- Forwarded message --------

キリスト者平和ネットの皆様、

キリスト教基盤を持つ保健分野のNGOである、AHI とJOCSが中核になって呼びかけをしております署名キャンペーンにご協力いただきたく、お願い申し上げます。

昨年10月、COVID-19の医薬品や関連技術に関する知的財産権保護を、COVID-19収束まで免除し、知的財産権の共有化や協力を促進しよう、とする提案が、南ア・インドによりWTO(世界貿易機関)に提案され、途上国・新興国を中心に多くの支持が広がっています。 しかし、日本は他の先進国とともにこの提案に反対しています。 世界の市民社会はこの提案を支持し、コロナという世界の緊急事態に、知的財産権の独占から共有に向けて仕組みを変えていくことに取り組んでいます。

この度、AHIやJOCSを含む日本の7NGO団体が集まって、「新型コロナに対する公正な医療アクセスをすべての人に!連絡会」を立ち上げ、日本政府に対して提出する要請書を作成しました。 2月上旬をめどに公式の対話を行う方向で進めています。 要請書は添付のとおりです。現在、要請書への賛同団体を募集しています。1月末までにできるだけ多数の団体から賛同署名をいただき、「これだけ多くの日本の市民社会の声がある」と示して、日本政府に強く要請をしていく必要があります。 ぜひ、本要請書の文章を確認くださり、ご所属の団体で賛同をいただければ幸甚です。 保健分野・国際協力分野の団体に限らず、広く日本国内の団体ももちろん歓迎です。 またお知り合いの団体にこの情報を共有いただければ幸いです。 

「要望書」の紹介ページ
https://ajf.gr.jp/trips_waiver_request_sign_on/

賛同フォームはこちら  (団体としての賛同を募集しております)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeTDpGU68yTicdgJl_KkJrHrsMnMA44-9eP2qy4Im9PVsrwjw/viewform

なを、この新型コロナ関連の知的財産権に関して詳細にご関心のある方は、去る12月16日連絡会主催のウェビナー当日の動画 https://youtu.be/wYGTh9R6BXw をこちらでご覧いただけます。 また、質問等ございましたら、以下の連絡会事務局までお知らせください。 

「連絡会」事務局
(特活)アフリカ日本協議会 (担当:稲場・廣内)
メールアドレス:ajf.globalhealth@gmail.com
では、団体賛同署名のご検討と情報共有を、どうぞよろしくお願いいたします。
宇井志緒利
アジア保健研修所(AHI) キリスト者平和ネット運営委員
以上
*添付書類



1月21日情報
「核兵器廃絶の国際条約発効を祝って 鐘や鈴をならそう」
以下は広島の取り組みです。
手元の小さなベルでもいいですね!
通りに出て、思いっきり鳴らしましょう!

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平和を実現するキリスト者ネット御中
いつもお知らせをありがとうございます。
明日の核兵器禁止条約発効に合わせてカトリック広島司教区では添付の通り祈りの集いを行います。
心を合わせてお祈りいたします。
--
古屋敷一葉 Kazuyo Furuyashiki




1月18日情報
明日18日の集会案内です。
オンライン配信があります。

---------- Forwarded message ---------

18日12時からの国会開会日行動後、「デジタル庁なんていらない院内集会」をひらきます。ぜひ、ご参加ください。
オンライン配信をおこないます。下記から視聴下さい。
https://youtu.be/oGH8PyK5eU0  

<拡散歓迎!>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・::

デジタル庁なんていらない!1・18院内集会 

■とき: 2021年1月18日(月)13:45~16:00
■会場:衆議院第2議員会館多目的会議室
■挨拶:逢坂誠二衆議院議員(立憲民主党)
    伊藤岳参議院議員(共産党) ほか
■発言:海渡雄一さん(共謀罪対策弁護団)             
    原田富弘さん(共通番号いらないネット)     
    自治体議員(個人情報保護の一本化問題)
■主催:共謀罪NO!実行委&「秘密保護法」廃止へ!実行委
●連絡先:080-5052-0270(宮崎)
※コロナ対策のため検温等を実施します。マスク着用を
お願いします。ご協力ください。 

菅政権の目玉政策として突如登場したデジタル庁構想。 強い権限を与えて、国の省庁だけでなく、自治体のシステムも統一化・標準化 しようとしています。私たちの行政手続きが役所に行かなくてパソコンを使っ てできるようになり大変便利になるという触れ込みです。 しかし、の狙いは私たち市民の利便性になどはありません。私たちの情報は 「データ」としてあらゆる垣根は取っ払われ、利用し尽くされるのです。目指 されているのは、デジタル化による社会改造なのです。  私たちを守ってきてくれた自治体の個人情報保護条例も国並みのレベルの低い ものに変えようとしています。 「自己情報コントロール権」の対極にある「データ共同利用権」なる新たな 「人権?」を引っ提げてデジタル庁は登場しようとしています。できあがるの は超監視社会です! 私たちは決して騙されてはいけません。私たち人間をデータの束としか見てい ない菅政権にデジタル庁なんて新たな役所は作らせてはなりません。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
角田 富夫
03−3330−8270
〜〜〜〜〜〜〜〜〜



1月12日情報
賛同者の皆さん、キリスト者平和ネットです。緊急事態宣言発出のため集会等に変更がありますのでご注意ください。参加の方は、コロナ感染対策とともに、確認してからお出かけください。   2021.1.12

中止または変更された集会 
① 1・15緊急集会「バイデン米新政権での東北アジアを展望する」(1/15金)→会場の関係で中止
② 1・21教育会館大ホールで予定されていた安保法制違憲訴訟の集会は、Zoomでのオンライン集会に変更されました。URLは追ってお知らせがあります。 office@anpoiken.jp にお問い合わせください。

 予定されている集会
① 1月14日(木)政府は戦没者の遺骨を守ってください「沖縄戦慰霊と要請行動」報告会
    14:00~15:00  参議院議員会館 B104会議室  集会後、議員会館前で祈念行動
② 1月25日(月)首相官邸前でゴスペルを歌う会 18:00~19:00

以下総がかり実行委員会関係で予定されている集会 
①第204通常国会開会日行動(月)
●いのちとくらしと雇用・営業をまもれ!共謀罪廃止!改憲手続法強行するな!改憲反対!1・18国会開会日行動
 日時:1月18日(月)12:00~12:30 「共謀罪NO!実行委員会」と共催
 所要時間:30分   発言:各3分
 司会:9条壊すな!(菱山) 主催者挨拶:1000人員会 行動提起:共同センター、各党発言
 市民の発言 ①共謀罪(共通番号いらないネットの宮崎俊郎さん)② 改憲手続法関係(吉田健一弁護士)    
③コロナ関係(民医連・岸本事務局長)? 

②第62回総がかり19日行動(火)
●いのちとくらしと雇用・営業をまもれ!共謀罪廃止!改憲手続法強行するな!改憲反対!1・19国会議員会館前行動
日時:1月19日(火)18:00~18:45(従来より30分前倒し)
司会:1000人委員会、 ②共同センター、③行動提起:9条壊すな!(菱山)
発言:各5分  
各党挨拶 市民の発言 ①沖縄(土砂関係) ②違憲訴訟関係(内田さん責任) ③川崎さん(ICAN)

③第63回総がかり19日行動(金)
●いのちとくらしと雇用・営業をまもれ! 改憲手続法強行許すな! 改憲反対! 2・19国会議員会館前行動
日時:2月19日(金)18:00~
司会:共同センター、 ②9条壊すな! ③行動提起:1000人委員会
各党挨拶 市民の発言 ①  ②  ③

◎1/12・13・14予定の「さようなら原発」の発送作業は2/15・16・17になりました。(場所:連合会館)
お手伝いいただける方は こちらも確認してからお出かけください。


*添付資料



1月8日情報
慌ただしい新年ですが、お元気にお迎えでしょうか。
今年をぜひとも政権交代の年といたしましょう。
各地の市民連合を陰ひなたにご支援ください。
よろしくお願いいたします。

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みなさま
高田です。
新年のご挨拶を申し上げます。
以下、ご覧ください。

https://shiminrengo.com/archives/3609
市民連合2021年頭所感

コロナ禍のさなかまたもや唐突に安倍晋三が政権を放り投げ、「安倍路線の継承」を唱える菅義偉がその後継に収まった2020年、後手後手の政府対応によって感染は全国で拡大しつづけ、そのことがまた生活や経済を逼迫する状態を招きました。また、年の瀬を迎えてもなお、元農相の大臣室などでの大手業者からの現金受領、違法の定年延長の対象となった元検事長の賭け麻雀の検察審査会における起訴相当議決、桜を見る会前夜祭での安倍による経費補填とその隠蔽のための国会での100回を超える虚偽答弁、さらに嘘を重ね秘書に責任転嫁を図る前首相の醜悪な姿など、一般市民の健康や暮らしとは無縁の腐敗しきった自公政権のていたらくが改めて浮き彫りになりました。

しかし、そうしたなか菅内閣の支持率は急落したものの、立憲野党への支持は総じて伸び悩み、有権者は「静かな絶望」に慣れてしまったかのようにも見えます。今年行われる衆議院選挙でも、民意は政治そのものに背を向けてしまうのでしょうか。

新年を迎えてもなお、昨年11月に起きた痛ましい事件が胸に残ります。
路上生活を余儀なくされていた女性が未明の渋谷区のバス停で撲殺されてしまったのです。派遣労働に従事していた彼女は、住居を失ってもなお人や政府に頼ることなく「自助」を貫き、遺体が発見された際の所持金はわずか8円だったと報じられています。身を横たわることさえできない排除のベンチで束の間の休息を得ていた彼女は、不意に殴られ冷たい地面で最期を迎えた時に何を見たのでしょうか。

こんな社会、こんな経済、こんな政治は、変えなくてはならない、と思います。

私たち市民連合は、2020年9月19日に『立憲野党の政策に対する市民連合の要望書 ?いのちと人間の尊厳を守る「選択肢」の提示を』を発表し、以後、立憲民主党、日本共産党、社会民主党、れいわ新選組、国民民主党、碧水会、沖縄の風に、政策実現とそのための共闘態勢づくりを要請してきました。2016年、2019年の2度の参議院選挙において、地方1人区(全32区)における立憲野党と市民の統一候補の擁立に成功し、ついに改憲勢力が議席3分の2を占めることを阻止した実績を踏まえ、2017年の衆議院選挙では限定的に終わってしまった野党共闘を今年2021年こそは大きく成功させて、有権者にまさに「いのちと人間の尊厳を守る選択肢」を提示することを目指しています。

行き場を失くした人がさらに排除され命さえ奪われてしまうようなことがないように、立憲野党各党が小異を残しつつ大同につくことを、私たちは強く求めます。消費税負担の軽減は重要な政策課題ですが、それだけでバス停で起きた悲しい事件が防げたとは考えません。公平な税制に基づいた社会保障制度の再分配機能の強化が、格差と差別のない社会の実現には不可欠だと思います。また、非立憲的な政権がつづくなか有権者が望んでもいない改憲議論を進めるべきだという意見に私たち市民連合が与することはあり得ません。政治家たちが喫緊の課題から逃避するための見せかけだけの「改革」はもうたくさんです。

党利党略を優先するのは、与党だけでなく野党も同じなのか。そう有権者に見透かされてしまうようなことになったら「静かな絶望」はさらに広がり、衆議院選挙においても投票率が50%を割り込んでしまう恐れがあります。それほどまでに数々の失政や不祥事にもかかわらず「この道しかない」と多くの人たちが思い込まされている現実があります。しかし、私たち市民が立憲野党のいっそうの奮起を促し、各党がそれに応える大きな判断を示すところから、政治は変えられるはずです。

2021年、「いのちと人間の尊厳を守る選択肢」をともにつくるために、市民連合は、市民と立憲野党の大きく力強い共闘を呼びかけます。

2021年1月1日
安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合

--
高田健  <kenpo@galaxy.ocn.ne.jp>
東京都千代田区神田三崎町3-3-3 太陽ビル402市民ネット内
許すな!憲法改悪・市民連絡会
03-3221-4668 Fax03-3221-2558
http://web-saiyuki.net/kenpoh/
戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
http://sogakari.com/
憲法9条を壊すな!実行委員会
http://kyujokowasuna.com/



1月8日情報
タイムリーな企画でしたが、
集会中止の知らせが届きました。

---------- Forwarded message ---------

皆さま

案の定というべきか、今日の緊急事態宣言発出に先駆けて文京区民センターより1月8日から31日まで夜間の使用停止の連絡がありました。
ネットでもそのように告示がされているのを確認しました。
https://www.city.bunkyo.lg.jp/shisetsu/kumin/shukai/kumincenter.html

先ほど高田さんとも相談し、せっかくの好企画でしたが
1.15「3.1朝鮮独立運動102周年集会」は中止にせざるを得な
いと判断しました。

こればかりはしょうがないですね。
すでにご案内している皆さんにはその旨お知らせください。
よろしくお願いします。

「3.1朝鮮独立運動」日本ネットワーク 渡辺



1月8日情報
お知らせいたします。

---------- Forwarded message ---------

2021.1.7 jp21-001 正義と平和協議会メール情報
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あけましておめでとうございます。

日本カトリック正義と平和協議会です。
本年もよろしくおねがいいたします。

日本カトリック正義と平和協議会事務局

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目次
1.<報告> 日本カトリック正義と平和協議会は、「声明文 女性国際戦犯法廷20周年にあたっての政府への要望」を発表しました(2020.12.12)
2.<報告> 宗教者共同声明「戦没者の遺骨が混じった土砂を辺野古新基地建設に使わせてはなりません」沖縄集会の報告 (2020.12.21-23 沖縄)
3. <お知らせ> さようなら原発1000万人首都圏集会開催のお知らせ (2021.3.27 東京)

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目次
1.<報告> 日本カトリック正義と平和協議会は、「声明文 女性国際戦犯法廷20周年にあたっての政府への要望」を発表しました(2020.12.12)

2020年12月12日

内閣総理大臣
菅 義偉様

日本カトリック正義と平和協議会会長
勝谷太治

「声明文 女性国際戦犯法廷20周年にあたっての政府への要望」

2000年12月8日から12日まで、東京で、日本軍「慰安婦」制度を裁く女性国際戦犯法廷が開かれ、今年20年目を迎えました。

いわゆる日本軍「慰安婦」が東アジアに広く存在したことは、被害の当事者や関係者の声、文学作品などによって知られ、韓国では1980年代から独自の調査も行われてきましたが、公に問題となることはありませんでした。しかし、1991年、キム・ハクスンさんが韓国で初めて「慰安婦」制度の被害者として公に名乗りを上げたことから、その法的、人道的、歴史的責任を日本政府に求める声が国際的に高まるなか、98年、アジア慰安婦連帯会議第5回会議(ソウル)席上で、日本からの会議の参加団体である「女性と戦争への暴力」日本ネットワーク(VAWW- NETジャパン、現VAWW- RAC)が国際民間法廷の開催を提案し、加害国日本で開催することが決定しました。

当日の法廷には、被害者64人を含め、海外から約400人が参加、4日間を通して、連日1000人以上、のべにして5000人以上が傍聴し、法廷開催から一年後の2001年12月、オランダのハーグで最終判決が下されました。判決では「慰安婦」制度は人道の罪であり「本質的に国家が認めた強かんと奴隷化」であったとし、昭和天皇と9名の日本軍関係者に有罪判決が下されました。日本国政府に対しては、被害者への賠償責任を認め、さらに関係資料の保存と公開、教科書への記述、ジェンダー教育の実施などの勧告を行いました。また旧連合国に対しても、「慰安婦」制度の事実を知っていながら東京裁判で処罰の対象としなかったことにジェンダーの偏りがあったことと、戦後も捜査や訴追をしなかったことの誤りを認めるよう、勧告しています。

法廷開催期間中には、「現代の紛争下の女性に対する犯罪」国際公聴会も開催され、今日まで続く紛争下での性暴力について、グアテマラやソマリアなど、世界の紛争地17箇所の女性たちが証言しました。紛争下では必ずと言っていいほど性暴力が行われながら、それらは処罰の対象になってきませんでした。女性国際戦犯法廷は、日本軍「慰安婦」制度が処罰されず、裁かれもしなかったことと、今なお続く続く紛争下の性暴力が放置されてきたこととは同一線上にあるとし、国際法においてさえ、ジェンダー正義が欠落していたことを指摘しました。

あれから20年が経ちました。戦時下ばかりではなく、日常生活においても性暴力はたびたび起きながら、処罰を免れてきたことが、#Me Too運動などによって問題にされるにようになったのは、つい最近のことです。カトリック教会内でも、聖職者の性暴力が数多く起きていたのに、表沙汰にされることさえ、今世紀に至るまでありませんでした。これらのこともまた、日本軍「慰安婦」制度が処罰されてこなかったことと同一線上にあるものと私たちは考えます。性暴力被害とはいかなるものであるのか、その暴力の実態とこれを可能にし、かつその隠蔽を可能にしてきた背景について、いまだ正しく認識され、対処されているとは言えず、ジェンダー正義は実現していません。私たちはだからこそ、ここでもういちど、女性国際戦犯法廷の結論を社会と日本政府に訴えなければならないと考えます。

ところが、日本軍「慰安婦」問題は解決はおろか、今ではこの問題に触れることすら、日韓関係を悪化させる要因であるかのように、日本社会の一部では考えられているようです。それは、2015年12月、ソウルで行われた日韓外相会談席上で日韓共同声明が発表され、当時の岸田文雄外務大臣が、ソウルの日本大使館前にある、慰安婦にされた少女を象った「平和の少女像」は「適切に移転がなされるものだと認識」していると語り、これもって慰安婦問題に「終止符を打った」と述べたことに端的に現れています。

現在、韓国政府は日韓合意に法的拘束力を認めていない一方、日本政府は日韓外相会談の際の日韓共同声明をもって慰安婦問題は「終止符が打たれた」と認識し、世界中のどこであれ、「平和の少女像」が公共空間に置かれることを認めないことを、基本方針としていることが、外務省「慰安婦問題についての我が国の取り組み」からは伺われます。

性暴力は、「性」という、人間の人格にかかわる根源的な要素に身体的精神的両側面から攻撃を加えた深刻な犯罪です。これを組織的に行った「慰安婦」制度は、国家的犯罪です。日本政府が取るべき態度は、事実を隠蔽したり、「済んだことだ」と忘却したりすることではなく、むしろ、この負の歴史の継承を恐れないことです。日本政府は、「平和の少女像」を撤去するどころか、どこまでも向き合い、記憶し続けるために努めるべきです。

日本政府に求めます。

一、日本軍「慰安婦」制度が「本質的に国家が認めた強かんと奴隷化」であったことを認めること。

一、日韓合同宣言には、被害当事者の声が不在です。被害者と直接向き合い、被害者が望む形で謝罪し、被害者が望む形で賠償を行なうこと。

一、「慰安婦」制度のようなことが二度と再び起きないように、日本軍「慰安婦」制度を歴史の中に位置付け、この記憶を継承するために尽力すること。「平和の少女像」の撤去のために他国やその自治体に介入しないこと。

<補足事項>

カトリック教会の内部には、聖職者による数多くの性的虐待があったことが、今世紀に入りようやく明らかにされ、現在、世界的に深刻な問題になっています。私たち日本カトリック正義と平和協議会が、日本軍「慰安婦」問題について、上記のように日本政府に訴え、この立場を広く社会全体に明らかにすることは、同時に、カトリック教会自身に、性的虐待の事実と向き合い、事件の真相を公にし、被害者に謝罪し償い、二度と再びこのようなことが起きないよう、公式の記録に書き留めることを求めることでもあることを、ここに明記します。

しかしながら、その一方で、女性国際戦犯法廷の開催に、当時のカトリック教会できわめて高い関心が持たれたことも、最後に触れておきたいと思います。

女性国際戦犯法廷は、一人二千円のカンパを1万人から集めようという草の根のキャンペーンによって実現しました。そしてその基金賛同団体298団体のうち、じつに89のカトリック関係団体(日本カトリック正義と平和協議会のほか、修道会、修道会共同体、小教区など)が名を連ねました(2000年11月27日段階)。また、法廷開催の主体となったVAWW- NET ジャパン事務局が、東京都江東区潮見の日本カトリック会館内に置かれ、カトリック修道女たちも開催実務に積極的に携わりました。

その背景に、女性国際戦犯法廷の開催に尽力した、高嶋たつ江さん(故人)というひとりのカトリック信徒がいたことは、否定できないことでしょう。高嶋たつ江さんは、カトリック東京教区正義と平和委員会のメンバーであり、女性国際戦犯法廷国際実行委員会共同代表3人のうちの一人となった、フィリピンの女性の人権アジアセンター(ASCENT)代表であるインダイ・サホールさん(他は、尹貞玉さん:韓国挺身隊問題対策協議会代表、松井やよりさん:VAWW- NET ジャパン代表)とともに、日本軍「慰安婦」制度の被害者となったフィリピン人女性たちを長く支え、VAWW- NET ジャパンの初代事務局長を務めました。日本軍「慰安婦」制度を国際法廷を開いて裁く最初の発案者の一人は、高嶋さんでした。

さらに、VAWW- NET ジャパン代表として女性国際戦犯法廷開催のリーダーシップを取り、法廷の開催から2年後の2002年12月に逝去された松井やよりさんの意思を継承する「女たちの戦争と平和資料館」(wam 2005年開館)が、カトリックの国際的平和団体であるパックスクリスティ(本部 ブリュッセル)の2007年平和賞を受賞しました。

印刷用PDFはこちら
https://www.jccjp.org/wordpress/wp-content/uploads/2021/01/JP20-02-statement.pdf


2.<報告> 宗教者共同声明「戦没者の遺骨が混じった土砂を辺野古新基地建設に使わせてはなりません」沖縄集会の報告 (2020.12.21-23 沖縄)
添付資料:沖縄集会報告書

平和をつくり出す宗教者ネットは、戦没者の遺骨が混じった土砂を辺野古新基地建設に使うことに反対し、12月21日から23日にかけて沖縄で集会と自治体への申し入れを行いました。NCC金性済総幹事による報告書を添付いたします。

また、昨年暮れ、糸満市に土砂仕様に関わる許可申請が提出されたことが以下のブログで報告されています。
https://blog.goo.ne.jp/chuy/e/568be72231bbec04ef58f467c5dcb5b1

チェンジオルグでの賛同署名に、ぜひご協力ください。
https://www.change.org/p/内閣総理大臣-菅義偉殿-戦没者の遺骨が含まれている土砂を辺野古新基地建設に使わせてはなりません

1月14日14:00から、宗教者ネット毎月の院内集会でもこの度の沖縄行動の報告を行いますので、ご参加をよろしくお願いいたします。
1月14日14:00〜 参議院会館 B104会議室

連絡先:「平和をつくり出す宗教者ネット」事務局
〒150-0045 渋谷区神泉町8-7 日本山妙法寺内
TEL 03-3461-9363 FAX 03-3461-9367
nqh10948*nifty.com *を@にかえてください
https://twitter.com/syukyosyanet
https://www.facebook.com/syukyosyanet/


3. <お知らせ> さようなら原発1000万人首都圏集会開催のお知らせ (2021.3.27 東京)

2021年春の「さようなら原発1000万人首都圏集会」は、
3月27日(土)、日比谷野外大音楽堂にて
開催いたします。

詳細は、ホームページにて随時発表していきます。
http://sayonara-nukes.org/sayonara-nukes_w/

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*さようなら原発1000万人アクション署名用紙(正義と平和協議会とりまとめ)
https://drive.google.com/file/d/1I2SBY048k42g8MpDcyI4o2A5njwdkKac/view?usp=sharing

*平和をつくりだす宗教者ネット
「戦争する国」に反対し、脱原発・共謀罪廃止を求める 要請書 (毎月署名できます)
http://www.shukyosha9jonowa.org/news/youbou201706_n1.pdf


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本メールは配信専用です。お問い合わせは下記までお願いいたします。

日本カトリック正義と平和協議会
Japan Catholic Council for Justice and Peace

TEL 03-5632-4444 FAX 03-5632-7920
〒135-8585 東京都江東区潮見2-10-10 カトリック中央協議会
jccjp@cbcj.catholic.jp

https://www.jccjp.org
Facebook https://www.facebook.com/seigitoheiwa